前回は
リーダーシップとは
手段を自分で決めて
チームのメンバーをそれに
従わせる事ではない・・・という
お話をしました。

それでは、リーダー
仕事とは
いったい何でしょうか?

それは、
メンバー達にゴールを示す。
という事です。

ここで、気をつけるべきは
示すのはゴールであって、
プロセスではないという事です。

つまり、
「自分の言った通りの方法でやれ。」
「そのやり方は駄目」
と言った様な事を
やってはいけないという事です。

もちろん、先輩エンジニアとして
アドバイスをする事は
あると思います。

しかし、それでも
「この通りにやれ」という命令ではなくて
「こうした方がいいと思う」という
意見を述べて、最終的には
その人に決定してもらうべきです。

しかし、自分が決める事を
リーダーシップだと勘違いしている人達は
これをやってしまうのです。

プロセスを指定してはいけない
理由は3つあります。

  • メンバーのモチベーションが下がる
  • 視点やノウハウがリーダーの器に限定されてしまう
  • メンバーが成長しない

メンバーのモチベーションが下がる

これは前回の記事でも
お話しましたが、
人は自分の真価を認めてもらえた時には
その人、そのプロジェクトの為に
働く事ができます。

しかし、仕事のやり方を
一つ一つ指定されたのでは、
それは、リーダーの言う通りに動けば
自分でなくてもいい。
誰がやっても同じ・・・という状態になります。

その様な状態で
メンバーのモチベーションが
上がる事はありません。

視点やノウハウがリーダーの器に限定される

人間は誰一人として
同じ人生を歩んではおらず、
リーダーにはリーダーの・・・
メンバーにはメンバーの
それぞれにしか、得ていない経験や
ノウハウがあります。

しかし、リーダーが一つ一つ
仕事のやり方を指示していたのでは
それらは生かされず、
全てリーダーのものに限定されてしまうのです。

例え、作業をしているメンバーが
業務経験が浅かったとしても、
リーダーより圧倒的に勝っている経験があります。

それは、その担当部分を
実際に作業している・・・という経験です。

リーダーがやり方を
指示するというのは
それを捨ててしまう事に他なりません。

メンバーが成長しない

私自身、これまでに
いろいろな職場を経験してきて
全てを自分に任せてくれる職場に
いた事もありますし、
仕事のやり方を指示される職場に
いた事もありますが、
後者の職場で顕著に感じた事があります。

それは、「ノウハウが溜まらない
という事です。

どういう事かというと、
自分に裁量が与えられる現場では
自分で考えて、それを試して
その結果から、このやり方は良かった・・・
これはダメだった・・・という
ノウハウが溜まっていきます。

しかし、仕事のやり方を
指定されてしまうと、
その経験が得られないのです。

これでは
仕事のやり方を指示する。 -> メンバー達がノウハウを得られない
-> メンバー達が成長しない。 -> だから、仕事のやり方を指示する。 -> …

といった悪循環に
入ってしまいます。

 

まとめると、リーダーが
仕事のプロセス (やり方) を決めてしまうと
メンバーのモチベーションが下がり、
視点やノウハウはリーダーの器に制限され、
メンバーも成長しない・・・
という弱いチームができてしまいます。

先を見据えて、強いチームを
作るのであれば、
リーダーはプロセスを指定してはならず、
全体が向かう方向のみ・・・
つまり、ゴールだけを示すべきなのです。