数年前、みんなで食事に行こうと
ある街の繁華街を歩いていると、
どこかのお店の店員さんに
声をかけられました。

 

「どこかお店をお探しですか?」

「メニューにいろいろあるのが
うちの店の売りなんですよ。」

 

結果・・・我々の中で
誰一人、

「ここにしようか?」

と言い出す人もおらず、
素通りして、他のお店を探す事に
なりました。(^^;;

我々はまさに
食べたり飲んだりできるところを
探していたのですが、
一体、なぜこの様な事が
起こったのでしょうか?

 

結論から言うと、
それは、このお店に魅力を
感じなかったからに他なりません。

「いろいろある」では
誰一人、心を揺さぶられる人は
いなかった訳ですね。

・・・ では、もしも
この店員さんが、

「うちの売りは石窯で焼いた
本格ピザで、チーズは濃厚でトロトロ、
生地は香ばしくてサクサク・・
ワインとも凄く相性がいいんですよ。」

・・・とか、

「丁度、旬の良いぶりが入っていて、
刺身はもちろん、ぶりしゃぶも
また絶品で凄く美味しいんですよ。」

みたいな、感じで声をかけてきたら
どうでしょうか?

確かに、
「チーズが嫌い」、「刺身が好きでない」
「今日は肉に決めていた」・・・

みたいな人は、
見向きもしないかもしれません。

ですが、ピザ好きの人や
魚好きの人にとっては、
十分、心を揺さぶられる可能性が
あります。

「いろいろある」は

ピザ好きの人・・・
魚好きの人・・・
チーズが嫌いな人・・・
魚が好きでない人・・・
肉に決めていた人・・・

全ての人に対応できるかも
しれません。

しかし、この様な差し障りのない
誰にでも対応できる言葉は
かえって、誰の心も
揺さぶられないのです。

 

これは、あなたの商品や
サービスを売る時にも
同じ事が言えます。

 

お客さんが多く欲しい・・・

という思いから、
ついつい、どんな人にでも
当てはまる、差し障りのないメッセージを
発信したり、
いろいろな人に対応できる様に

「自分はこんな事ができます。」

・・・と、自分のできる
できるだけ多くの事を
ついつい挙げてしまいがちですが、
それでは、なかなか相手の心を
揺さぶる事はできないのです。

 

これは、恋愛に例えると
分かりやすいと思います。

例えば、ある男性が

「誰でもいいから、女性とつきあいたいです。」

と言っていたとすると、
その男性によっぽどの魅力がないと
まず、相手にされません。

ですが、

「自分は登山が趣味の女性とつきあって、
一緒に、ハイキングに行ったり
山登りをしたりしたいんです。」

というメッセージにすれば、
登山好きの女性のうち、何人かは
多少、考えてくれる可能性があります。

さらには

「私は ○○ さんと、つきあいたいです。」

と言えば、その○○さんは
真剣に考えてくれる可能性があります。

 

この様に

ターゲットは絞れば絞るほど、
メッセージは濃くなります。

 

自分の商品、サービスを告知するならば
それは、ターゲットの多さよりも
メッセージの濃さ・・・

それを意識してみて下さい。