先日、

「IT エンジニアは最も
フリーランスとして
独立しやすい業種である。」

というお話をしましたが、
しかし、それでも何も準備しなくても
独立できる程、
甘いものではありません。

今回は、サラリーマン・エンジニアが
独立する前に、
やっておくべき事について
お話をしていきたいと思います。

サラリーマン・エンジニアが
独立する前にやっておく事は
次の5つです。

●クレジットカードを作っておく。
●実績を作っておく。
●信頼関係を築いておく。
●数ヶ月分の生活費を確保しておく。
●自己成長の習慣をつけておく。

それぞれについて
説明していきたいと思います。

クレジットカードを作っておく

クレジットカードは
ビジネスをやっていく上で
必須アイテムの一つです。

例えば、ホームページを公開したり
テスト環境を構築しようとした時に
クレジットカードがあれば、
申し込み後すぐに使えますし、

インターネットで
買い物をした時なんかでも
すぐに決済ができてしまいます。

それらは、
クレジットカードがなくても
事足りる事は多いのですが、
しかし、例えば銀行振り込みなどで
対応すると
その分手間が取られるので、
あなたの貴重な時間が
奪われてしまいます。

ですが、このクレジットカード・・・

英語のcredit というのは
「信頼」という意味ですが、
つまり、あなたがきちんと後で
お金を払ってくれるという
「信頼」によって、
買い物ができる仕組みになっています。

ところが、この信頼は
フリーランスとして独立してしまうと
ほとんど得る事はできません。

数年の事業実績があれば
別ですが、
少なくとも独立したばかりの頃は
あなたに、どれだけ仕事の能力が
あろうと
クレジットカード会社にしてみれば
あなたがうまくやっていける保証は
どこにもないので、不安な訳です。

その点、サラリーマンは安心です。

会社に所属していれば、
きちんと毎月固定給が入ってきます。

ですからクレジットカード会社に
とっての「信頼」というのは
フリーランスはサラリーマンに遥かに
劣るのです。

そういった状況もあって、
フリーランスとして
独立したばかりの時に
クレジットカードを作ろうとしても
かなりの確率で審査に
落ちてしまいます。

ですから、クレジットカードは
審査の通りやすい、
サラリーマンの時に
作っておいて下さい。

実績を作っておく

ビジネスをやっていく上で
実績というのは凄く重要なものに
なります。

なぜなら、お客様というのは
実績で、物を買うからです。

例えば、あなたが腰を痛めたとします。

もう、痛くて痛くて歩くのも、
座るのもきつい状態です。

一刻も早く、
この腰の痛みを何とかしたい・・・

そんな時に、あなたは

「私は施術の経験は全くありません。
しかし、勉強はたくさんしました。
やる気も誰にも負けません。」

そんな人のところに
わざわざ行くでしょうか?

もちろん、
きちんと施術の経験もあって
誰かの痛みを解消した
実績を持つ・・・
そんな人のところに行くと思います。

確かに、あなたは
新入社員時代、
経験も実績もない状態から
スタートしたかもしれません。

しかし、それでも
あなたが仕事をする事ができたのは
「会社」の実績を見て
注文するお客様達がいたからです。

会社員であれば、
会社の実績に頼る事ができます。

しかし、フリーランスとして
独立してしまえば、
お客様は、他の何者でもない
「あなたの実績」を見ます。

お客様があなたに安心して
仕事を依頼する事ができる・・・・

そんな実績を
独立前に必ず作っておいて下さい。

信頼関係を築いておく

「お客様のいないところに
ビジネスは成り立たない。」

言うまでもなく、ビジネスは、
あなたにお金を払ってくれる
お客様がいて、初めて成立します。

しかし、このお客様・・・

あなたは、どの様に見つけようと
考えていますか?

多くの人たちが
独立したら、新たなお客様を
自分で見つけようと考えるのですが、
しかし、新規客を見つけるというのは
最初はかなりの難度と、
労力を要します。

なぜなら、これまでに
あなたに会った事もない人達は
あなたの実績など知らないので、
それを、周知させる事から始めないと
いけないからです。

しかし、サラリーマン時代に
周りの人たちと信頼関係を
築いていれば、その人たちは
既にあなたの事を知っています。

そして、そういう人たちが
何かあった時に

「こういう仕事ができない?」

と相談してくれて、
仕事を持ってきてくれたりするのです。

その信頼関係を築けていない様だと
あなたが、独立するのは
まだ早いかもしれません。

なぜなら、あなたが周りの信頼を
得られていないのなら
あなた自身がお客様から
信頼を得られる保証は
どこにもないからです。

確かに職場によって
合う、合わないはありますし
問題のある職場というのも存在します。

そんな中で、信頼を得るのは
難しい場合もあるかもしれません。

ただ、その様な職場から
脱したいという理由だけで
独立するのは高リスクです。

それならば、自分に合う現場を探して
転職でもして、
そこで信頼関係を築いていく方が、
良いと思います。

数ヶ月分の生活費を確保しておく

サラリーマンとフリーランスでは
その収入の形態が大きく違います。

サラリーマンは働いていれば
自動的に給与がもらえるのに対し、
フリーランスの場合は
終わった仕事に対して、
請求書を発行して
振り込んでもらう形式になっています。

ですから、フリーランスの場合は
仕事をしてから、現金になるまでは
サラリーマンに比べて、
大きな時間差があります。

これが、独立してから
お客様を探している様だと
この時間差はますます大きくなります。

つまり、数ヶ月お金が入らない・・・
その様な状況も十分あり得るのです。

これで、生活費もギリギリ・・・
今、仕事がないと困るという状態だと
多少無理してでも
仕事を探さないといけないですし、
嫌な仕事でも断れなくなって
しまいます。

余裕を持ち、
自分の選択肢を幅広く持たせて
自分が本当にやりたい仕事を
する為にも、ある程度の生活費を
あらかじめ確保しておくというのは
重要になってきます。

・・・ところで、
この生活費・・・

オーソドックスな方法としては
サラリーマン時代に
「貯金」をして、独立の為の資金を
貯めておく方法だと思いますが、
実は、別の収入があると、
よりベターです。

例えば、独立前からお客様を
見つけておく・・・とか、
副業とかです。

貯金はあっても、
減っていく一方ですが
この様に、毎月お金が入ってくる
状態を作っておくと、
気持ち的にも安心して
起業する事ができます。

自己成長の習慣をつけておく

ビジネスにおいて、「停滞」とは
「衰退」を意味します。

なぜなら、この世の中
技術にせよ知識にせよ方法にせよ、
さまざまな分野でさまざまな事柄が
日々進歩しているので、
周りが進んでいたら、
止まっている人は
相対的にどんどん後ろの方に
行ってしまうからです。

ですから、ビジネスをうまく
やっていこうとすれば
日々、成長を遂げていかなければ
いけないのですが、
サラリーマンであればその成長は、
会社に委ねる事ができました。

しかし、フリーランスとなれば
違います。

あなた自身の成長・・・それが
あなたのビジネスの全てを決めます。

ですから、あなたは
読書や教材への取り組み、
セミナー参加、日々の実践によって
自己成長の習慣を
身に着けておかなければ
ならないのです。

ですが、フリーランスの仕事は
お金をかけてスタッフでも
雇わない限り
営業から経理、もちろん技術的な事も
全て一人でやらなければなりません。

つまり、やる事が増えてしまうのです。

そんな中、新たに自己成長の習慣を
身に着けようというのは
かなりの労力を要します。

ですから、自己成長の習慣は
サラリーマンであるうちに身に着け
独立する頃には
日々の勉強は当たり前・・・
という状態にしておいて下さい。