今回はサラリーマン・エンジニア
お話です。

サラリーマン・エンジニアとは
サラリーマンでもあり、
エンジニアでもある立場・・・

つまり、会社員と技術者の
2つの顔を持っていますが、

良い会社員と、良いエンジニア・・・

というのは、決して同じでは
ありません。

良い、会社員とは
文字通り、
会社に所属する人員ですから、
会社に貢献できる会社員が
良い会社員になります。

では、技術者はどうかと言うと
私は、その技術を使って
世の中に貢献する事が
技術者の仕事だと思っています。

ですから、その対象は
会社ではなくて、
世の中になります。

 

たくさん世の中に
貢献すれば、
会社の株も上がって、
結果的に会社に貢献しているのだから
最終的に、同じになるのではないの?

という意見もあるかと思いますが、
実は、事はそう単純では
ありません。

なぜなら、
会社の方針が、その世の中の
貢献に向かっていないのであれば、
あなたが世の中に貢献する機会なんて
与えられないからです。

 

例えば、これは以前にも
一度お話した事がありますが、

私は、ある時
とある、研究プロジェクトで
ソフトウェア開発要員として
入りました。

そこでは、ある大学と
共同研究を行なっていたのですが、
そこの研究員が
ソフトウェアで、ある機能が
欲しいと言ってきました。

それは、簡単なもので
3日もあれば、
できる機能だったのですが、

当時の上司の方針で、
きちんと、計画を立てて
それに乗っ取った開発を
しなければ、ならなくなり
提供できたのは3カ月後・・・

でも、できた時には
既に別の事をやっていて
もう必要なくなっていたのです。

研究のソフトウェアは
研究者の役に立って
成果を出してもらって
なんぼですが、

そこの会社では
従来のこれまでやってきた
製品のプロセスに沿って
開発をする事しかできなかったのです。

ここで、良い会社員であれば
会社の方針を理解し、
それに従って、
研究者の達に
「数ヶ月後にしか出せません」
と説得する・・・

といった事が求められるのだと
思います。

しかし、私は
その道は選びませんでした。

 

研究のソフトは
スピード感が大事だ・・・

今はあまりにも
出すまでが遅すぎる・・・

という事を、さんざん上司には
訴えてきたのですが、
それが認められる事は
ありませんでした。

 

そして、私は知ったのです。

会社の役に立っている様では
世の中の役には立てない・・・

ここの会社に認められる様になったら
私は技術者として終わる・・・

 

そう考える様になったのです。

 

この様に、
技術者として求められる事と、
会社員として求められる事は
必ずしも一致しません。

良い会社員が
必ずしも、良い技術者に
なれる訳ではありませんし、

良い技術者が
必ずしも、良い会社員に
なれる訳ではありません。

 

良い、会社員と
良い、技術者のギャップは

会社に貢献する事と、
世の中に貢献する事の
ギャップでもあります。

あなたは、一体どちらを
選ぶのか・・・

是非、それを考えてみて下さい。