今日はオープンソース・ソフトウェア (OSS) について
お話をしたいと思います。
以前の記事で
ソフトウェアはソースコードから出来ている
という事をお話しました。
プログラマーが
開発の際に、このソースコードを
記述するのですが、
ソースコードというのは
通常、ユーザーの目に触れる事は
ありません。
例えば、文書作成や表計算を行なう
Word や Excel が含まれている Office。
ゲームのドラゴン・クエストやファイナル・ファンタジー
スマホのいろいろなアプリ等
世の中には数えきれないソフトウェアが
存在しますが、
我々が目にするのは出来上がった
ソフトウェアだけで、
それが、どの様なソースコードから
出来ているか? というのは
通常知る術がないのです。
オープンソース・ソフトウェアというのは
このソースコードが オープン (Open)
つまり、公開されている状態の
ソフトウェアを指します。
世の中にあるオープンソース・ソフトウェアで
代表的なものは以下のものがあります。
- Linux (OS)
- My SQL (データベース)
- PostgreSQL (データベース)
- Apache (Web サーバー)
- Ruby (プログラミング言語)
- Mozilla Firefox (インターネット・ブラウザ)
- Word Press (CMS: Contents Management System ・・・ 簡単にホームページやブログを公開するシステムです。)
- GIMP (画像編集)
オープンソース・ソフトウェアは
ソフトウェアを作る開発者側、
それを使うユーザー側・・・
双方にメリット・デメリットがあります。
開発者側のメリット
- 外部の開発者が参入できる。
- 普及しやすい。
- 信頼構築できる。
開発者側のデメリット
- ソースコードの管理が面倒。
- 公開を意識したソースコードを書く必要がある。
- 企業秘密をソースコードに組み込めない。
ユーザー側のメリット
- 処理内容が公開されているので安心できる。
(隠されているという事は、裏側で何をやっているか分からない。) - ほとんどのケースで無料で手に入る。
ユーザー側のデメリット
- セキュリティーホールを狙われやすい。
(全て公開されているという事は弱点もさらけ出している。)
世の中には便利な
オープンソース・ソフトウェアがたくさんありますので、
メリット、デメリットをきちんと把握した上で
上手に使いこなせる様になると良いですね。